*乳業会社は乳児に与えるラクトフェリンを重視している
乳児に大切な免疫力のために、ある大手のミルク業者は、生まれたての乳児にラクトフェリンを育児用調製粉乳に混ぜて特別なミルクを提供しています。その結果、ラクトフェリンが入っているミルクと入っていないミルクとでは、子供の免疫力に大きな差が出てきています。もちろん、ラクトフェリンが入ったミルクを飲んで育った子は抵抗力がありますが、ただのミルクだけだと抵抗力は少ないという結果がはっきりと出ているのです。
*乳業会社は何故大人向けにラクトフェリン入りのミルクを作らないのか?
赤ちゃんに効くラクトフェリンなら、当然大人にも効くはずであろうと、今まで何度も医者、研究者が大人への効果を確かめてききましたが、なぜかはっきりとしたラクトフェリンの効果は出ませんでした。
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生まれたての子供に効果があって、大人には効果が出ないラクトフェリンは、長年理解できない問題でしたが、最近やっとその理由が分かってきました。
実はラクトフェリンは小腸で吸収される物質です。生まれたての赤ちゃんの胃袋からは胃酸が出ないのです。したがってミルクを飲むとラクトフェリンは赤ちゃんの胃を素通りして小腸まで到達します。そして小腸下部で吸収される仕組みになっているラクトフェリンは、きちんと体の中に取り込まれるのです。
でも、大人は違います。大人の胃はしっかりと胃酸を出しています。したがって肝心なタンパク質であるラクトフェリンは、胃酸によって胃で分解されてしまうため、ラクトフェリンは腸まで到達しません。いくら大人がラクトフェリンをたくさん摂っても免疫力は高まらないということは、こうして胃で分解されてしまうからだということが一部熱心な研究者によって分かってきたのです。原因が分かれば、次はそれにどう対処するかという問題になります。 |