未病とは9月16日に放送された人気テレビドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」にも登場した中国の1800年前の医学書「金匱要略」(きんきようりゃく)の中に出てくる言葉です。そこには「上工は未病を治す」とかかれています。つまり病気になるかもしれない状態を治すのが名医であるという意味です。
漢方医学では、人体の活動を司る要素として「気」「血」「水」の3つがあるとします。「血」は血液、「水」は血液以外の体液を意味し、「気」は気力、身体を動かすエネルギーを表しますが、これらの3要素がバランスを保つことで健康は維持されるとしています。これらのことから、漢方はバランスの医学ともいわれています。 |
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私たちの日常使う言葉の中にも、「気が抜ける」「気落ちした」「気が萎えた」などと表現されますが、そのような状態の時が「病気」になりやすいのです。私たちの身体は、ある日突然、健康な状態から病気になってしまうわけではありません。発病に至る前には、必ず「未病」という気、血、水のバランスが乱れた段階を踏んでいるのです。そしてその未病の段階で身体の変調に気づき、病気の芽を摘んでおけば、大事に至らずに済むのです。漢方療法、薬事療法、民間療法など古くから伝わる治療のノウハウを、現代人も大いに勝つようしたいものです。 |